RECYCLE
アルミ缶のリサイクルは汎用的です。砕いたり溶かしたりすることができれば、誰でもリサイクルができます。
だからこそ私たちが追求してきたのは、付加価値を付けた「山一にしかできない」リサイクルです。
“環境問題の根本的解決を自社事として捉え、真に社会の役に立つ「ものづくり」を本気で考えること。”
この強い信念を持ち、長い年月をかけて量産化と事業化に成功しました。
※2023年度、アルミ缶リサイクル量:42,684トン
アルミ缶の胴体と蓋。各々に用いられる異素材が混ざり合ったままだと、リサイクル後のアルミは本来の規格から外れてしまい、再びアルミ缶に戻ることはできません。山一金属は、長年誰も成し得なかった、アルミ缶の異素材を分離する技術の確立により「Can to Can」のリサイクルを可能にしています。
アルミ缶を回収する過程で混入する金属屑。リサイクル工程で発生するアルミ灰など。普通のリサイクルだと産業廃棄物になってしまうものを、山一金属はフラックスを使用せず、丁寧に分離し有価物化しています。
アルミ缶の材料となるバージン材(新塊)が作り出される過程では、鉱石からアルミを取り出す際に大量の電力を消費します。一方、山一金属のスクラップ材(再生アルミ)製造においては、高温の電気炉でアルミを溶解する工程をカットしたリサイクル技術を用い、新塊に比べて電力を99.9%削減しています。
大量の電気を消費する溶解工程をカットすることで、その発電にかかるCO2を大幅に削減。さらに、工程で使用する電力を全て再生可能エネルギー(非化石由来)とするよう検討を進めています。今後、スコープ1(自社での直接排出分)ゼロを目指しており、生産工程におけるカーボンニュートラルを達成していきます。
全国から回収された空き缶が、破砕工程へと向かいます。
適度な大きさに細かく砕き、混入している鉄・非鉄・それ以外の不純物を除去します。
破砕したアルミ缶を焙焼し、表面の塗料や飲み残し残渣などの有機物を完全に取り除きます。
表面の有機物を取り除いた、粒状のアルミペレットを取り出します。
アルミペレットを圧縮・成型してタブレットにします。
アルミペレットを溶解して鋳型に流し込み、冷却すると再生塊がつくられます。
弊社では、以下の1~5の購入規格を満たすアルミ缶プレスを調達しています。
不明点や詳細については、以下のフォームからお問い合わせください。
・JIS H 20 アルミニウムくず及びアルミニウム合金屑
・分類17 アルミニウム合金缶古くず
に準ずるもの
以下の内容を満たすもの
①ソフトプレス
・プレス比重:0.55以下
・プレスサイズ:縦700mm、横700mm、厚300mm以内
・プレス単重量:70kg以下
②ベーラー
・ベーラー物はサイズ・単重量は問わない
・紙類(段ボール・紙管・雑誌等)を混入させないこと
③ハードプレス
・プレス比重:0.55以上(3.品質・形状の内容を満たすもの)
以下の内容を満たすもの
・アルミニウム合金缶の使用済みのもので、液体など残渣物を含んではならない
・腐食したもの及び付着異物を含んではならない
・鉄付缶及び鉄製缶を混入してはならない
・スプレー缶・ペットボトル・その他の非鉄金属くずを混入してはならない
・アルミニウム合金缶以外の物が混入してはならない
・上記内容に該当した場合には返品の対象とさせていただきます
・荷降ろし時に著しく水分を含んでいることが確認できた際には水分含有検査を実施し
その水分含有分をスケール引きの対象とさせていただきます
以下の内容を満たすもの
①基本的にはパレット積みが望ましい
・結束バンド切断時や梱包ラップが破けた際に荷崩れが生じないような積み方する
・傷みが激しいパレットは使用しない、またフォーク爪の差込口があるものを使用する
・1梱包は1.5t(風袋込)以下とする
②バラ積み
・運搬中に荷崩れの生じないような積み方とする
・プレス形状が異なる場合にはプレス毎に区分けするのが望ましい
以下の内容を満たすもの
基本的には大型車での引取になるので、最低でも10t以上(積載重量以内)の積載が望ましい