アルミラミネート箔
リサイクル
アルミラミネート箔の独自リサイクル技術
アルミラミネート箔(樹脂付きアルミ箔)の再資源化は難しいと言われ、年間約1万t弱ものアルミラミネート箔が埋立処分や焼却処理されていました。
平成8年度、通商産業省(経済産業省)から「廃棄物用途開発・拡大等実施事業」の実施事業者に選定され、アルミラミネート箔リサイクルの実証技術研究を行い、平成9年度には、静岡県より「中小企業創造活動促進法研究開発」の事業計画として認定され、課題であった原料回収と量産化システムを確立し、本事業は大きく前進しました。
開発当初から、ダイオキシン等を環境基準に適合させるなど、いくつかのハードルをクリアしての事業化でした。サーマルリサイクル法を活用し、酸化させずにアルミ成分を抽出する事にも成功しました。アルミラミネート箔の樹脂を完全燃焼させ、その排ガスを適切に処理する事で、ダイオキシン等の環境対策をとっています。

山一金属のアルミラミネート箔リサイクルの強み
環境に優しいサーマルリサイクル
アルミラミネート箔の樹脂成分を熱源として活用する「サーマルリサイクル」により、重油の使用量を減らしています。独自の製法で樹脂成分を完全燃焼させ、ダイオキシンなどの環境問題に対しても、適正な環境対策をとっています。

アルミラミネート箔からアルミ成分の抽出
廃棄処分されていたアルミラミネート箔から、アルミ成分を酸化させずに抽出する技術を開発、実用化しました。アルミラミネート箔リサイクル事業に30年以上取り組んできました。この間に、おおよそ5万t以上のアルミを再生して参りました。(現在2018年4月現在)

製品紹介
1000系

1000系アルミ粒
アルミラミネート箔から抽出した1000系のアルミ粒です。還元材としてご使用して頂いています。
アルミ箔リサイクル
の工程
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回収されたアルミラミネート箔は、ベルトコンベアに乗って、破砕工程に向かいます。アルミラミネート箔リサイクルの出発点です。
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破砕されたアルミラミネート箔です。破砕工程後、焙焼炉へ送られます。
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破砕したアルミラミネート箔の樹脂部分が焙焼され、助燃剤として重油の代替品の役割を果します。
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1000系アルミ粒を採取する本社工場。
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1000系アルミ粒。