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2021/10/25
60年の節目を記念して、とびきり美味しい地ビールを皆様に
左から、村石 充博氏(GKB株式会社 工場長)、藤田 常久氏(同社 代表取締役社長)

1961年5月に山一金属株式会社が設立され、2021年に60年となりました。 私たち、山一金属は、企業理念の一つとして「環境、資源、社会との共存共栄」を掲げて、これまで歩んできました。

日本のアルミ缶の需要量は、2020 年現在 218 億缶で、このうちリサイクルされたアルミ缶の割合は 94%です。弊社の「CAN TO CAN リサイクル」を経てリサイクルされたアルミ缶はその内の約 10~15%程を占めています。

この節目に弊社の歴史を振り返ってみると、どれだけ皆様に支えられてきたかを思わずにいられません。ひとえに、みなさまの支えがあって今の私たちがあります。その感謝をお伝えするために、皆様に喜んでもらえる記念品を送りたいと考え、地元静岡のドラフトビール酒造のGKB株式会社様(以下、GKB社)に依頼して、オリジナルのドラフトビールを作っていただきました。

富士の名水とドイツの技術で生み出された至極の地ビール

年間約60万人が訪れる御殿場高原ビール

GKB社は、本場ドイツのブラウマイスターの教えをかたくなに守り、「新鮮で、本当に美味しい地ビールを」という思いで、1回1回を丹精こめて地ビールを製造されています。

製造工場に隣接されたレストランには、御殿場高原ビールを飲むために年間約60万人ものお客様が訪れ、1995年のオープンからの客数は延べ1000万人以上にもなるそうです。今では、その製造量も日本最大級に至るまでになりました。

御殿場高原ビールの缶は、山一金属製

GKB社で生産・販売される御殿場高原ビールには、山一金属でリサイクルされたアルミ缶が使用されています。そういったご縁もあり、皆様に喜んでもらえる地ビールの製造を依頼するならGKB社の他にはないと考え、記念ビールづくりを依頼させていただきました。

「全ての方に喜んでもらえる」記念ビール作り

「全ての方に喜んでもらえる」をキーワードに相談したところ、醸造部の課長であり、工場長でもある村石氏から数種類のビールをご提案いただきました。味や風味の違うそれぞれのビールは全てオリジナルで、定番の原材料の比率を絶妙なバランスで調整して作っていただいたものでした。どれもビールも美味しくいただいたのですが、今回の記念品のコンセプトである「全ての人に」の観点から、これだと考えたものを最終的に選ばせていただきました。

モルト粕を再利用するGKB社の環境問題への取り組み

産業廃棄物「モルト粕」を養鶏場の飼料に

GKB社も環境問題、あるいはSDGsを見据えて、これまで独自の取り組みを進めてきたそうです。

クラフトビールの醸造には大量の麦芽が必要で、酒造の過程で出るモルト粕は一月あたり数トンにもなります。通常、モルト粕は産業廃棄物として廃棄されますが、どうにか資源として再活用できないかと考え、養鶏場の飼料として再利用する技術を開発したそうです。

リサイクルの環をつなげる

これまで「使って捨てる」の不可逆的だった工程が、芝生の肥料として再利用することで、可逆的な工程に生まれ変わりました。さらに、モルト粕を養鶏場の飼料としても使うことで、「環」、つまりリサイクルの工程として生まれ変わりました。今後も、美味しいビールを皆様にお届けするとともに、環境改善にも積極的に取り組んでいきます、とお話しくださいました。

弊社工場を見学する村石氏、藤田氏と、内田製造課長(右)

共存共栄、同じ静岡の企業として環境改善に取り組みたい

皆様にお配りした60周年記念のドラフトビールはおかげさまで好評で、日頃からお世話になっている大切なお客様たちから、たくさんの嬉しいお声をいただけました。今回、記念品制作でお付き合いいただいたGKB社ですが、今後も地元静岡の企業として、また環境問題に積極的に取り組んでいる企業として、切磋琢磨していきたいと考えています。

左から、村石 氏、藤田氏 、大賀 俊和、大賀丈久