山一金属株式会社は、長期保存可能なアルミボトル缶を使用した非常用備蓄用飲料水「水の架け橋」20ケース(アルミボトル缶500ml 480本)を沼津市に寄贈します。その寄贈式が、11月28日(木)沼津市役所で開催されます。

寄贈式概要

  • 日時:11月28日(木)14:00 〜 15:00
  • 場所:沼津市役所本庁舎4階 特別応接室(沼津市御幸町16-1)

危機管理意識の高い沼津市

沼津市は昨今の自然災害を教訓に、危機管理意識が高い自治体であり、山一金属には沼津市出身の社員が多数在籍していることから寄贈先といたしました。

賞味期限が12年のアルミボトル缶

非常用備蓄用飲料水で使用されているアルミ缶は、遮光性や空気を通さない特性から、賞味期限が12年とペットボトルより長く、非常用・備蓄用に適しております。飲み終わった後のアルミ缶はリサイクルを経て、再びアルミ缶に生まれ変わります。

飲料水は焼津市内で取水されたものです。この飲料水は、アルミニウム大手UACJ(東京)が運用する災害時相互支援システムの「水の架け橋ネットワーク」に参加でき、買い替え頻度の削減、入替や廃棄作業にかかる費用、人的コストの削減が見込めます。

寄贈条件の目標KPIを達成

今回の寄贈は、山一金属が静岡銀行から融資を受けた「寄贈型ポジティブ・インパクト・ファイナンス」の寄贈条件である目標(KPI)を達成したため、地域貢献として行うものです。

ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)は、企業活動が「環境」「社会」「経済」に与えるインパクト(強い影響)を第三者機関(静岡経済研究所および日本格付研究所)が評価・特定し、その条件をクリアした企業が静岡銀行から受けることができる融資です。

寄贈型のPIFはそのインパクトを向上させる目標(KPI)を定め、達成状況に応じて、企業が地域への感謝の気持ちを込めて当該地域に寄贈を行うというものです。このスキームによるPIFを静岡県内で取り組むのは山一金属が初めてとなります。

山一金属は、今後も使用済みアルミ缶を再びアルミ缶とする水平リサイクルにより、さらなるCO2排出と産業廃棄物の削減を目指します。そして地球上の様々な環境、社会問題を解決し地域に貢献して参ります。