企業の環境意識を高めることを目的とした講座
2024年11月6日、静岡県教育会館で開催された「環境管理講座」において、山一金属株式会社の専務取締役である大賀丈久が講師を務めました。この講座は、静岡県環境保全協会、静岡県産業廃棄物協会、静岡県環境資源協会の共催により実施され、企業の環境意識を高めることを目的としています
講演プログラム
(1)「第六次環境基本計画の概要」
講師:環境省大臣官房 総合政策課 環境計画室長 黒部 一隆 氏
(2)「J-クレジット制度の活用」(仮題)
①制度の概要と静岡県内の動き
講師:静銀経営コンサルティング㈱ 堀 慶彦 氏
②民間企業における導入事例1
講師:東海ガス㈱エネルギーソリューション部長 竹田 克孝 氏
③民間企業における導入事例2
講師:山一金属㈱専務取締役 大賀 丈久
リサイクル事業による環境負荷軽減の成果
山一金属 専務取締役の大賀丈久(以下、大賀)は、弊社が取り組むアルミリサイクル事業について、年間30億本のアルミ缶(全国シェア15%)および8,400トンのアルミ箔(全国シェア90%)を回収し、製品化・販売していることや、これらの取り組みによる環境負荷軽減の成果について具体例を交えて紹介しました。
脱炭素化に向けた3つのCO2削減プロジェクト
同社のCO2削減に向けた取り組みについても説明しました。
山一金属では、
①中小企業版SBT(Science Based Targets)
②脱炭素ロードマップ
③ボランタリークレジット
の3つのプロジェクトを進めています。中小企業版SBTでは、温室効果ガス削減目標を定め、脱炭素化のロードマップを策定することで、2030年までにカーボンニュートラルを達成することを目指しています。さらに、民間で運営されているボランタリークレジットを活用し、実効性の高い環境保全活動を推進しています。
大賀は、企業が積極的に環境問題に取り組む重要性を強調し、地域や業界全体での協力の必要性についても触れました。講演を通じて、改めて企業の社会的責任や環境問題への取り組み方について深く考える機会となりました。
今後も山一金属は、アルミリサイクル事業を中心に、環境負荷の軽減に貢献し、持続可能な社会づくりに取り組んでいく方針です。