
地域と共に進むESG経営
環境・社会・企業統治(ESG)を意識した企業経営の重要性が増す中、弊社・山一金属の取り組みが日刊工業新聞にて紹介されました。70年以上にわたりアルミリサイクル事業を手がける弊社は、持続可能な未来に向けて独自の環境対策を進め、ESG経営の先進企業として評価されています。
ESG金融と山一金属の取り組み
弊社は、2021年に静岡銀行と県内初の「サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)」を締結しました。これは、企業のESG目標の達成度に応じて金利などの条件が変動する仕組みを持つ融資制度です。弊社では、CO2排出量を大幅に削減した再生アルミの販売比率を向上させることを目標とし、その達成により金融面でのメリットを享受するとともに、環境負荷の低減に努めてまいりました。
また、2023年9月には静岡銀行と県内初となる寄贈型ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)を締結しました。この制度では、弊社の環境・社会への貢献度を測定し、その成果に応じて地域社会へ物品を寄贈する形で還元するものです。その一環として、地元高校生の夢を応援するプレゼンテーション大会を開催し、最優秀賞の受賞者には夢の実現に向けた支援金を提供しました。
環境への貢献が企業成長につながる
弊社は、単なるCSR活動としてではなく、経営戦略の一環としてESGに取り組んでいます。再生アルミの普及により脱炭素化を推進し、CO2排出量削減に貢献するとともに、地元企業や金融機関と連携しながら持続可能な社会の実現を目指しています。
また、弊社のESG活動は企業価値の向上にもつながっています。職場環境の改善、安全教育の強化、女性活躍の推進などの取り組みが評価され、入社希望者の増加や中途採用者の定着率向上といった形で実を結んでいます。今後も社員一人ひとりが誇りを持てる企業づくりを進め、地域社会と共に成長していきます。
今後の展望
ESG投資の世界的な潮流の中で、日本国内においても金融機関と企業の連携が加速しています。弊社も引き続き、環境負荷の低減に向けた技術革新を進めるとともに、地域との協働を深め、持続可能な未来へ向けた取り組みを強化してまいります。
引き続き、皆様のご支援とご理解を賜りますようお願い申し上げます。