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2024/11/18
山一金属がアルミノベートプロジェクトでDESIGNTIDE TOKYOに出展

無限の循環を生む、AlumInnovate(アルミノベート)プロジェクト

DESIGNTIDE TOKYO

DESIGNTIDE TOKYO は、1990年代から2000年代に初頭に東京で開かれていたHAPPENINGやTOKYO DESIGNERS BLOCKの流れを汲み、2005年にスタートしたデザインイベントです。

毎年3、4組の招待デザイナーと公募から選ばれた合計50組ほどのデザイナーが参加し、「思考をトレードする場」をテーマに、商業が優先されたデザインではなく、デザイナーのクリエイティビティを重視した作品を展示し、デザインの新しい潮流(TIDE)を示してきました。

若い建築家やデザイナーを会場構成に起用する事で、会場自体も作品として表現の場としています。一堂に集められた作品や空気感を共有することで、自ずと引いてしまっているデザインという言葉の意味を超えて思考する機会と場を提供します。

開催概要

名称:DESIGNTIDE TOKYO 2024
会場:日本橋三井ホール
   東京都中央区日本橋室町 2-2-1 COREDO 室町1 4,5F(エントランス4F)
会期:2024年11月27日(水)〜12月1日(日)
時間:11 月 27 日 ( 水 ) – 30 日 ( 土 ) 11:00 – 20:00
   12 月 1 日(日) 11:00 – 17:00
URL:https://designtide.tokyo/

プロダクト1:3104リサイクルアルミのスツール

3104リサイクルのアルミ缶以外の用途を示すため、スツールをつくりました。

プロダクト2:3104リサイクルアルミの圧縮整形製品

これらの型は通常鉄で作れますが、3104リサイクルアルミで代用しました。さまざまな廃棄物をローカルでアップサイクルして有用な製品を製造するための解決策と考えます。

プロダクト3:3104リサイクルアルミのアルミニウムクレイ

ジュエリー製作に使用される銀粘土の存在にヒントを得て、デザイナーがオーブンや窯でアルミニウムを試作できるようにするアルミニウムクレイを思いつきました。

残念ながら、私たちの実験では使用可能な製品を生み出すことはできませんでしたが、酸化の技術的問題は適切な冶金学研究室があれば解決できると考えています。

プロジェクトメンバー

  • プロデュース
    • 大賀丈久(山一金属株式会社)
  • クリエイティブディレクション
    • マシュー・ウォルドマン(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科SAMCARAデザインラボ)
    • 髙橋 理子(アーティスト)
  • プロジェクトマネジメント
    • 嶺岸 佑樹(慶応義塾大学大学院 研究員)
  • デザインチーム
    • アラン・グエン(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科SAMCARAデザインラボ)
    • ジアシン ニック・ジュ(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科SAMCARAデザインラボ)

山一金属株式会社

山一金属株式会社は、1961年5月に設立され、アルミニウムのリサイクルを通じて持続可能な社会の実現に貢献している企業です。アルミ資源の回収に注力し、次世代の技術進歩に貢献するとともに、環境保全活動にも積極的に参加しています。同社の品質および環境への取り組みは、製造から会計に至るすべての従業員の業務に反映されており、安定した繁栄をもたらす組織を目指す使命を体現しています。2021年には60周年を迎え、シンボルマークとロゴタイプを一新し、共存と繁栄に対する揺るぎないコミットメントと、未来志向で様々な課題に取り組む姿勢を象徴しています。

マシュー・ウォルドマン

NOOKA創設者: 物理的な製品のインターフェースデザインを革命的に刷新。 デザイン哲学: 形態の普遍性を言語として探求。 現職: 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)の教授。循環型デザイン、材料科学、バイオデザインに関する研究をSamcara研究室で行う。

髙橋 理子

アーティスト/東京藝術大学で伝統染織を学び、同大学博士課程を修了。着物を表現媒体としたアートワークの他、adidasやIKEAとのグローバルコラボレーション、東京五輪ゴルフ米国代表公式ユニフォームデザインなど、多様なプロジェクトを手掛ける。 武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科教授