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2026/06/09
リサイクルアルミ粒のCFP(製品カーボンフットプリント)算定
―「スクラップ材由来」のアルミ粒で、約97.5%のGHG排出量低減を実証

この度、山一金属株式会社は、株式会社静岡銀行様が実施する地域企業向けの脱炭素経営支援の一環として、「CFP(製品カーボンフットプリント※)算定プロジェクト」に参画いたしました。なお、本取り組みは静岡銀行様にとっても初の試みとなります。

当社では、持続可能な社会の実現に向け、資源循環や脱炭素経営を積極的に推進してまいりました。一方で、当社製品が生み出す環境価値を客観的・定量的に証明し、対外的に発信していくことが課題となっておりました。 近年、製品単位での温室効果ガス排出量を示す「CFP」が国際的な環境指標として注目されていることから、客観的な環境価値の可視化を目指し、今回の算定にいたりました。

本プロジェクトにおいて、弊社が製造する「リサイクルアルミ粒」の温室効果ガス(GHG)排出量を算定した結果、比較製品(バージンアルミ地金由来)に対して約97.5%のGHG排出量低減を実現していることが客観的なデータとして実証されました。

※CFP(Carbon Footprint of Product):製品の原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通したGHG排出量をCO2排出量に換算した値。

圧倒的な環境価値を生み出す「山一金属の独自技術」

今回の算定対象となったリサイクルアルミ粒は、「樹脂付きアルミ箔」などのスクラップ材に由来するものです。

本来、樹脂などの異物が付着した複合スクラップから純度の高いアルミを抽出し、製鋼プロセスの還元剤等として使用できるレベルにまで再生することは非常に困難とされています。しかし、山一金属が長年培ってきた高度な不純物除去・再生技術により、この難易度の高いスクラップ材からの製品化を可能にしています。

バージン材に頼らず、独自のスクラップ再生技術によってこれほどの環境価値(97.5%削減)を創出できることは、リサイクルアルミメーカーとしての当社の大きな強みです。

算定プロジェクトの概要

本取り組みは、株式会社AIST Solutions様およびBIRD INITIATIVE株式会社様との連携により、国際基準を踏まえたデータベースを用いて実施されました。

  • 実施期間: 2025年12月~2026年2月
  • 対象製品: リサイクルアルミ粒(樹脂付きアルミ箔由来)
  • 比較製品: バージンアルミ地金由来のアトマイズ粉
  • 算定根拠: AIST-IDEA ver.3.5.1(世界最大規模のインベントリーデータベース)に基づき算定
  • 算定結果: 比較製品に比べて、約▲97.5%のGHG排出量低減を実現

本プロジェクトの詳細につきましては、静岡銀行様の公式リリースも合わせてご覧ください。

静岡銀行様 ニュースリリース

■ 「しずおかカーボンニュートラル金融コンソーシアム」にて事例発表

しずおかカーボンニュートラル金融コンソーシアムに登壇する岩崎

本プロジェクトの推進に伴い、静岡県および県内全13の金融機関、経済団体、大学などが連携し、地域の脱炭素化を支援する官民連携組織「しずおかカーボンニュートラル金融コンソーシアム」に、弊社岩崎が登壇いたしました。

しずおかカーボンニュートラル金融コンソーシアム

今後の展望

本プロジェクトを通じて、当社のリサイクル技術が生み出す製品が、国際的な基準において極めて高い環境価値(低炭素効果)を持つことが客観的に証明されました。

当社は今後も、この環境価値を強みとして、お取引先様のカーボンニュートラル達成に貢献するとともに、持続可能な地域社会・資源循環型社会(サーキュラーエコノミー)の実現に向けて一層邁進してまいります。